INTERVIEW 製造装置の設計・改善を通じて、量産と標準化に貢献。自ら目標を立て、納得感のある仕事ができる。
生産技術
2021年入社
高等専門学校卒業後、新卒で入社。製造設備の部品加工・組立から、装置の設計及び立ち上げまで幅広く担当し、高品質で効率的な量産体制の実現をめざす。海外拠点を含め、工場の課題解決に取り組みながら、将来は自らの手で新しい装置を設計することを目標としている。
生産技術
2021年入社
高等専門学校卒業後、新卒で入社。製造設備の部品加工・組立から、装置の設計及び立ち上げまで幅広く担当し、高品質で効率的な量産体制の実現をめざす。海外拠点を含め、工場の課題解決に取り組みながら、将来は自らの手で新しい装置を設計することを目標としている。
高等専門学校では機械工学を専攻し、製造業の機械等を作る生産技術の仕事を志望していました。SEMITECは希望の職種と合致していたことと、地元にも近い立地が魅力で、迷わず入社を決めました。
入社後は、日本国内の主要な部署を約3ヶ月間かけてローテーションし、製造、技術、品質保証、営業、生産技術など各部門の業務を経験しました。事業全体の流れを深く理解し、自分の役割を客観的に捉える意識が養われました。
また、ベトナムでの3ヶ月間の海外研修では、拙いベトナム語やジェスチャーで現地スタッフと意思疎通を図る中で、異文化に触れる貴重な体験が得られました。他部署・他拠点の仲間と直接交流でき、視野の広がる研修期間でした。
生産技術の主な役割は、製品を製造するための機械装置を設計・製作し、現場の効率や品質の安定化を支えることです。機械の不調や作業者の差によって生じる品質のばらつきを抑えるため、装置の改良にも取り組みます。
現在は、量産用自動機の歩留まり改善に力を入れています。たとえば、サーミスタのリード線をまっすぐにするために、機械の衝撃や振動を抑える工夫を設計に取り入れるといったことです。どの部分に改善が必要かを把握するために、日頃から自動機の生産能力を調査しています。歩留まりが何%改善できたとか、損金をいくら減らせたとか、具体的な数字となって改善の成果が表れるので、貢献度を実感しやすい仕事です。
所属する設備技術課のメンバーは、現在15人ほど。大規模なプロジェクトはチームで動きますが、基本的には各自が担当領域を持って業務を進行します。とはいえ、互いに相談しやすい雰囲気があり、孤立することなく安心して働ける職場です。
当社の製造拠点は海外に多いため、現地の課題を日本で拾い上げ、私たち設備技術課が課題解決に向けて新しい装置を作ります。先日は、フィリピン工場からの依頼を受け、人手の多くかかっている工程を半自動化する装置を設計しました。メンバーと協力しながら、ゼロから形にしていく工程にはやりがいを感じます。今、その装置はフィリピンへ運ばれており、もう少しで実用化される予定です。
また別の案件では、フィリピンへ1ヶ月間出張し、新装置の立ち上げにも携わりました。これまで約40人を要していた作業工程を、1人で完結できる体制へと変えることができ、現地の生産性向上と人件費削減に貢献できたと実感しています。
現地の実情を踏まえた柔軟な発想と、装置設計に求められるロジカルな思考の両方のバランスをとる難しさはありますが、その分達成できたときにはやりがいの大きい仕事です。
当社では、半期の業績目標を立てる際、上司が大まかな方向性を定め、各自が具体的な目標を決めて動いていきます。そのため、自然と当事者意識が育まれ、主体的に動く人が多いと感じます。
私自身、学生時代はテニス部で部長を務め、目標を設定して練習メニューを組み立てていた経験があります。今の仕事でもその思考は活きており、自ら考えて動くスタンスが仕事の納得感や達成感につながっています。
将来の目標は、自分一人で装置のメカ部分を設計し、量産化に貢献すること。図面に設計者の名前が刻まれるので、いつか自分の名前をそこに残したいと思っています。すでに、頭の中には構想している装置もあります。
これまではメーカーから装置を購入していたのですが、今社内で装置を一から作る動きも進んでいるため、生産技術の活躍の場がさらに広がっていくのではないかと期待しています。
出社
8:30
部内朝会・
工作機械点検
9:00
設計・図面作成
10:00
昼食
12:00
現場にて設備改善
14:00
工程の改善検討
16:00
退社
17:15
多様なバックグラウンドを持つ人と出会えること。自分の部署以外の人と接する機会が多く、何気ない会話からも新たな知識や視点を得ることができます。経験者採用で入社した先輩も多く、それぞれの経験談も刺激になりますね。何よりも、部署に関係なくフランクに話ができる社風があることは、当社の一番の魅力ともいえます。質の高い仕事を円滑に進めるためにも、社内コミュニケーションが良好であることは大きな強みです。
部署の上司や先輩も気軽に相談できて、頼りになる存在です。困ったときは、パッと的確なアドバイスをもらえます。先輩方は経験を積んでいるからこそ、すぐに答えが出てくるのだと思うので、自分も早くその域まで到達できるように努力したいです。